錦織選手、まさに力尽きる

錦織選手の全仏が終わった。
今期に入ってちょっと変わったなと感じたのは、ファーストセットを取ることが増えたということ。
ストレートで勝つことも多いけど、よくファーストを落としてから逆転という流れが多かった。実際ファイナルでの勝率は高い。一般には、ファイナルで勝つのは大概ファーストを取った選手が多い。このことが錦織はスロースターターであると言われるゆえんだと思う。弱い相手に入りがゆっくりすぎてファースト取られて逆転で勝つというパターンなのじゃ無いかと思っていた。
でも最近は逆にファーストを取ることが多いが、その後油断してなのか、何なのか、セカンドを落とすことが増えた。これはおおくのプレーヤーに見られることだが、ビッグ3は違う。ストレートで勝てる相手にはストレートで勝つ。今回それが如実に出た。得にナダル対錦織では、ナダルの最初からのトップギアがものすごかった。フェデラーに勝つには体力温存は必須だからなのか。
大体、メンタルは疲れるかもしれないが、体力ほど回復できないものでは無い。ならば最初から飛ばして短く済ませればそれに越したことは無い。途中で気が緩んでつけ込まれるのは、得にフレンチでのフランス人相手では観客も敵だからやっかいだ。