コート夫人

Mrs. Courtだからコート夫人。「エースを狙え」のせいでコート夫人、キング夫人の呼び方がなんか定着している感がある。あの頃の女子選手はみな余り大きくない中、一人すらっと大きく、いつも白いワンピースの襟の大きなウェアに身を包んでプレーしていた記憶がある。フォアは強力で、バックはフォアハンドの握りで打っていたので、スライスばかりだった。このころグリップを替えない選手も多かったみたい。デュールとかレーバーとか。
この方は、LBGT関係では保守的でたたかれもしたけど、選手としての偉大さはすごい。戦歴で言えばまあ、史上ナンバーワン。ツアー優勝は192、グランドスラムも24。ダントツの強さだった。同時期にビリージーンがいたけど、この強さ。グランドスラムも年間グランドスラムを達成してるし、ダブルスやミックスでも生涯グランドスラムを達成してるし、この全部混ぜた参加できうるグランドスラム全部(男子シングルス、ダブルスには出られない)を2回以上勝っているのはすごすぎる。
どうもこの方はアマチュアとしてやってたらしいから、レーバーと違ってグランドスラムのタイトルを多く持っているラッキーもあるけど、オープン化以降も勝ち続けてるんだからすごい。とはいうものの、女子もプロ選手ってオープン化以前にあったのかよくわからない。