大阪で震度6弱

昨日これに気がついたのは夕方になってから。テレビもニュースも見てなかった。朝早めの登校途中の小学生がブロック塀の下敷きになって亡くなったそうだ。
今から40年近く前に起きた宮城県沖地震では、やはりブロック塀の下敷きになって多くの人が亡くなっていた。いろいろ法整備が成されていたのでは無かったのか。違法建築だったことがいまさら伝えられているが、亡くなってしまった命は帰らない。
宮城県沖地震では当初震度6と発表された後、他との兼ね合いで震度5に変更された。しかし、地面が波揺れ、まともに立っていることも出来なかった事、当時新築だった小学校の何十本もの鉄筋の入った太い柱がねじ切れていた様子などから、今も私には震度5とはとても思えない。当時の震度は気象庁の予報官が多数決で決めていたので正確では無かったかもしれないが、その後全て加速度計で観測されたデータで細かく報告されるようになり、リモートセンシングや干渉計などから地面の移動も分かるようになってきた。が、あいかわらず犠牲者は出続けていて、どうしても、大地震でけが人も無しなどという夢物語は想像すら出来ない。
都内も大阪府内も違法建築がそのまま残っているところは多い。火事になったら燃え尽きるまで消火活動に近づくことさえ出来ない地域もある。ここに地震が起きたらと思うと、胸が痛くなる。