Chuck Yeager passed away

地表での音速の壁をただひたすら破り続けた、孤高のパイロット、として映画ライト・スタッフで描かれたチャールズ・イエーガーことチャック・イエーガーがさる7日に亡くなったそうだ。97歳。ご冥福をお祈りします。

ライトスタッフでは、アポロ計画の華やかなパイロットたちと、だれも見ていないところで黙々と自分の仕事・飛行機の最高速度の更新を続けるイエーガー。映画の最後の方で「ライトスタッフを持っているのは俺達じゃない、イエーガーだ」、みたいなことをアストロノーツに言わせる。

宇宙飛行というミッションにおいて、重要なのはパイロットよりもそれを作り出している科学者、技術者たちだ。アポロ計画もあれだけ素晴らしい成果を出せたのは、最初の実験でパイロットたちを事故で死なせてしまったという十字架を技術者たちが背負い、ものすごいプレッシャーの中彼らが必死に作り上げた安全なシステムのおかげだ、と思う。