Federerの挑戦

37才のフェデラーはウィンブルドンの決勝まで行って、ジョコビッチに敗れた。ジョコビッチは若干息抜きをしながら、フェデラーを確実に仕留めたという印象を受けた。無理をすればストレートでも行けたかもしれないけど、リスクは負わずじっくりとチャンスを物にしようという戦い方だったように思う。テニスのおもしろさで言えば間違いなくフェデラーのテニスだった。
錦織、ナダルと戦ったフェデラーは、ジョコビッチよりも疲弊してたかもしれない。サーブの出来は今ひとつだったし。この闘い、70年代に39才のローズウォールと、売り出し中のコナーズの闘いを思い出させた。でもフェデラーもまだ37で、ローズウォールは38で全豪も取ってる。39才でランキング2位になっていた。お子さんのおふろには充分に注意をして40までトップで走って行って欲しい。
ジョコビッチはもう盤石だ。レンドルやビランデルが君臨していた頃のテニスは退屈でつまらなかった。ティエムとジョコビッチの試合はあんな感じだ。
さて、ジョコビッチに負けたことの無いプレーヤーがいる。2勝している。前の全盛期に。それも圧勝。あれはどうにもならない感じだった。キリオスである。最近なんかトリックプレーばっかりやってブラウンの後を継ぐのかという感じだけど、まともに向き合って欲しいな、テニスに。